今回は「戸建てvsマンション」の第二弾の内容です。
家は、買って終わりではありません、維持費についてもしっかりと意識していなければ思わぬ出費が重なることも。
戸建てとマンションで、それぞれにかかる維持費を洗い出すと同時に維持費を抑える「損しないための」コツについてもご紹介します。
一戸建てに掛かかる維持費
まずは一戸建てにかかる維持費について。
固定資産税
固定資産税とは毎年1月1日に物件や土地などの固定資産を所有している人が支払わなくてはいけない税金です。
納税額は「課税標準額×標準税率」の計算式で算出され、土地と建物の両方にかかります。課税標準額はおおむね不動産評価額と近く、売買価格に70%をかけた程度になることが大半です(3年に一度見直されます)。標準税率は多くの自治体が1.4%としていますが、これも市区町村によって変動します。
損しないためのコツ
新築の戸建てであれば、固定資産税の軽減措置の特例があり、建築から3年間は通常の半分まで減額されます。
火災保険・地震保険
住宅ローンを組む際には火災保険の加入が義務付けられていることも多いです。万が一の災害に備える意味でも保険には加入しましょう。
たとえば隣の家が火事になり、自身の戸建てにまで火が移った時も、出火元の家主には補償する義務がないという法律があり、火災保険に加入していないと修繕費用を自己負担することになります。
外装・内装の修繕費
戸建てでは、修繕は外装・内装ともに自身で必要に応じて行います。マンションでは月々の修繕積立金を支払うため、外装に限っては管理会社の手で修繕を行います。月々支払う場合と一度に支払う場合、どちらが得かは分かりませんが、あくまで自己管理が基本の戸建てでは、自分の好きなタイミングで好きな場所の修繕をかけられるというメリットがあります。マンションの場合は管理組合の合意が修繕の基本なので、積み立ててはいるものの使えない・・・といった状況もしばしば。
とはいえ戸建ての修繕費用を自分で積み立てていればこそです。修繕、リフォームが必要になりやすい箇所としては、屋根の塗装、キッチンやお風呂などの水回り設備、和室の畳の張替えなどです。10年から15年ほどで修繕が必要になると言われていますので計画的に資金を用意しておきましょう。
損しないためのコツ
物件が新築なのか中古なのかによっても、管理費用は数万円~数百万円まで大きな幅がでできます。中古の場合、取得費用は安く済んでもそのあとの修繕費用やリフォームで費用がかさんだ…なんて失敗もよくあります。逆に、新築戸建てで、アフターフォローが充実している施工会社や不動産会社を選んで購入すると、修繕費をぐっと抑えられます。
自治会費
地域によって入会が義務付けられているわけではありませんが、地域住民との付き合いのために自治会に入会し、定期的な自治会費を支払わなければいけないケースもあります。自治会費のほかにもお祭りや清掃活動などの度に寄付金を集める自治会もあります。
マンションにかかる維持費
続いては、マンションにかかる維持費についてみていきましょう。
固定資産税
マンションも一戸建てと同じように固定資産税がかかります。マンションは集合住宅なので土地が持ち分に応じて計算されるなどの違いはありますが、おおむね戸建てと同じように、売買価格の70%に1.4%をかけた程度の金額が毎年かかります。
管理費
マンションの場合、管理費を月々支払います。これは、管理人や清掃員への賃金、共用部の保険などに充てられる費用です。管理費の全国平均は1平米当たり188円ですので、70平米で約14,000円程度が目安となります。ローン金額に上乗せして毎月必ず支払っていく金額になりますので、事前に金額は必ず確認しましょう。
修繕積立金
先ほど紹介したマンションの積立金が修繕積立金にあたります。修繕積立金は1平米当たり156円が平均とされており、70平米であれば約10,000円程度が目安となりますが、物件の築年数によっても差があります。
知っておきたいコツ
修繕の必要がない新築時は積立費が安く、築年数が経っていくごとに費用が高騰していくので、新築マンションのほうが修繕積立金は安くすむことが多いです。ただし、新築マンションの場合は、購入時に修繕積立基金を数十万円請求されることがあります。毎月、管理費や修繕積立金を集めるだけでは大規模修繕には足りません。そのため、まとまった金額を新築時に集めておいて蓄えておくのです。
火災保険
火災保険は保険会社ごとにサービス内容が異なるため目安が出しづらいですが、マンションの場合、相場として10年契約で8万円~13万円ほどの大手保険会社が多いです。
駐車場費用
マンションの場合、駐車場費用も毎月必要な維持費です。地域によって大きく料金が変わりますが、東京都内であれば2~5万円ほどは必要になります。
損しないためのコツ
都内にアクセス可能な利便性の高いエリアでも、千葉・神奈川・埼玉の3県や郊外であれば、数千円で契約できることもあります。
ただそもそも戸建てで駐車場がついていれば駐車場費用はかからないため、マイカーを持ちたいという理由で戸建てを選ぶ方も多いです。
今回は戸建てとマンションそれぞれの維持費についてご紹介しました。固定資産税、修繕費用、駐車場など、総合的にみて新築、かつ戸建てのほうが抑えられるものも多い印象です。
月々のローン返済にプラスして維持費がかかってきますので、物件価格やローン金額だけに着目するのではなく、月々生活するためのトータルでの支払い額やその後かかる金額、そのかけ方の自由度もイメージして購入することが大切です。
後悔の無いように、しっかり希望を伝え相談しておきましょう。
この記事を書いた人
【TOKYO BIG HOUSEマーケティング株式会社】
名前:千葉で評判の不動産マン
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